
空き家バンクを通じて古民家を購入された、若いご夫婦からのリフォームのご依頼です。
かねてから古民家暮らしに憧れを持たれており、この物件に出会われたとのことでした。
昭和20年頃に建てられたと思われるこちらの物件。
リフォームにあたっては、
・断熱性能を上げたい
・階段を掛け替えたい
・和室を一段上げた 「座れる畳スペース」 にしたい
・キッチンとユニットバスは既存を活かしたい
といった明確なご希望をお持ちでした。
【断熱性能の向上】
古民家に暮らす上で大きな課題となる「寒さ」への対策として、窓まわりの断熱強化を中心に行いました。
補助金制度「先進的窓リノベ事業」を活用し、2階と1階寝室には内窓を新設。
広縁の大きなサッシは、サイズを小さくして断熱性を向上させています。
【 階段の掛け替え】
和室にあった階段をリビング側へと移動し、動線も改善。
新しい階段はリクシルの「オープン階段」を採用し、空間に軽やかな印象を与えています。
※2025年4月以降、建築基準法改正により、階段のかけ替えには確認申請が必要となります(本物件は改正前に施工)。
【和室の高さ調整】
和室を「一段上がった畳スペース」にするため、広縁の高さを基準に、1階全体の床を既存より約15cm低く施工し直しました。
床をすべて解体し、基礎から組み直して再構築。施主様と何度も打ち合わせを重ね、理想の高さと動線を丁寧に形にしていきました。
【間取りと仕上げ】
収納に関してはコストを抑えるため、収納扉は付けずロールカーテンで仕切る方法をご提案しました。
1階の床材には、施主様が厳選された無垢の〈栗材〉を使用しました。
2階は子ども部屋として、メンテナンス性のよいフローリング仕上げに。
間仕切り壁は設けず、家具でゾーニングするスタイルとしました。
トイレは配置を見直し、1階に2カ所新設。
どちらも機能性にすぐれ、コストパフォーマンスの高いTOTO〈GG〉を採用しています。
【玄関のこだわり】
「古民家らしさを残したい」というご希望に寄り添い、玄関まわりは梁をあえて見せ、壁は珪藻土仕上げとしました。
柱もあえて塗装せず、経年変化による味わいをそのまま楽しめるようにしています。
窓ガラスは既存のものを再利用し、古民家ならではの雰囲気を演出しました。
ご夫婦の「古民家暮らしを楽しみたい」という思いを大切にしなが快適性とデザイン性を両立させたリフォームとなりました。
Before / After








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