【府中市諸毛町】K様邸 蔵リノベーション工事

施工事例

長期間の雨漏りにより、木部の腐食やシロアリ被害が進んでいた蔵の改修工事です。

「思い出のある建物なので、なんとか活かしたい」という施主様のご要望を受け、まずは建物の状態を丁寧に調査。
外壁はすべて取り払って作り直し、安全性が確保できない柱や梁は新しい材に交換しました。
木造建築の知識と経験が求められる難易度の高い現場でしたが、ご家族の思いに応える形で工事を進めました。

2階部分は既存の階段と床を撤去し、上下を一つの大きな空間に再構成。
「天井を見せたい」というご希望に合わせ、吹き抜けのような開放感を生み出しています。
主要な構造材は健全だったため可能な限り再利用しつつ、傷みの激しい梁や柱のみ交換しています。

室内にはトイレ、シャワールーム、ミニキッチンを新設。
蔵としての佇まいを残しながら、「暮らす」「滞在する」という新たな役割を持たせています。

損傷が大きかった外壁は全面撤去した後、外側に木組みを設置して新たな壁を造作。
モルタルに白色塗装を施し、漆喰風のやわらかな質感に仕上げました。
屋根は増築部分のみ瓦を新調しています。

昭和初期に建てられたと推測されるこちらの蔵。
長く続いた雨漏りの影響は深刻で、ここまでの状態は当社としても「初めて」と感じるほどでしたが
一つひとつ構造を整え直すことで、再び安心して使える建物へと再生させることができました。

工事中に出た古い家具は由工房で回収し、古材として再利用する予定です。
施工だけでなく家財の回収まで一貫して請け負うことで、施主様の負担を軽減し、持続可能な家づくりにもつなげたいと考えています。

老朽化により施主様も「もうダメかもしれない」とあきらめかけていた蔵が
ご家族の思いと職人の技術によって、新たな使い方ができる空間へと生まれ変わりました。

BEFORE
AFTER
リフォームの内容
古民家リフォーム
施工期間
約3ヶ月
リフォームの費用
約1,200万円
施工地域
府中市諸毛町
築年数
昭和初期(推定)
階数
1階
所所有種別
持ち物件